2015年3月15日日曜日

とっても久しぶり

最近、着物着れてません。
仕事が休みの日も、なんだかんだと用事があったりでプライベートでのんびりできずじまい・・・。それでもやっぱり着物を着たいんですよね。

今日なんかは、特に出かける用事もないんだけど、あまりにも着付けしなさすぎると腕が落ちると思って、朝からいそいそ着物着てみたり。
完全に自己満足だ~。


春から京都の大学院に通う予定。通信教育なので、スクーリングがあるので、その時にはぜひとも着物を着て授業に臨みたいわ!

てことで、久々の更新なのですが、新年の初詣に着物を着て行ったりしたのでそんな画像をちょこっと。
 母からのもらい物です(いつものごとく)
母自身もよく覚えていないとのことですが、おそらくは紬。大島紬のような手触りなんです。白を基調にして、幾何学模様が織り込まれています。もらった当初は、あまり柄が気に入らなかったし、帯び合わせも難しいので敬遠していたけど、今回新年でめでたいということもあって、亀甲柄の名古屋帯を合わせてみました。濃いめの赤に金糸銀糸が使われていて、非常に奇抜なのですが、この紬に合わせてみると、意外にイケる☆



で、着てみたらこんな感じになりました⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒









母と初詣に行きまして、その時は別の小紋にしました。
小さな柄がたくさんあしらわれていて、私のお気に入りの一枚。
若い印象の柄だから、着れるのもあと数年くらいでしょうか・・・(笑)

帯は、西陣の作家さんもので、ちょっと奮発してしまいました。
雪輪という古典的な柄が大胆に用いられています。
小紋が派手な分、帯は控えめに。
こちらの帯はもっとおばあちゃんになっても使えるかなと思っていますよ☆


だんだん暖かくなってきて、着物日和も増えてくるはず。
去年はあまり着物を着てお出かけができなかったから、今年はいろんなコーディネートをして出かけたいなぁ。

2014年3月21日金曜日

二条城へ行こう!

今日は着物仲間と京都へお出かけに行きました。


今、京都では「京都伝統産業の日」(http://www.densannohi.com/)というイベントが催されています。着物や漆器、竹細工、京菓子・・・京都の技を伝えようと、期間中様々なお店や博物館でイベントが催されています。
期間中、着物を着ていくと特典が受けれたり、市バスや地下鉄の無料チケットが付いたパンフレットも配布されているんです。


京都の移動は基本的に地下鉄とバスが主ですから、無料で乗れるのは大きいですよね!
と言うことで、観光案内所でチケットのついているパンフレットをもらって、いざ出発。

因みに今日の装いは、大島紬に紬のしゃれ袋帯、絞りの帯揚げです。
今日は天候がすぐれないというので、まだ雨に強い大島をセレクトしました。
絞りの帯揚げは振袖のときぐらいしか使わないのですが、このオレンジは大島紬の緑色とも合いますよね^^
 
しかし、家を出てから雨がすでに降っていました・・・。
正絹の着物は濡らすと縮んだり、シミのもとになるので極力濡らしたくないのに・・・!
 
タクシーで駅まで向かってしまいました(大人の対応ってやつです)
 
 
京都についても雨が降ったりやんだり、雨を気にしながらなのでのんびり散策もできませんでした。
 
でも世界遺産の二条城。やはり美しいですね^^
たくさんの技巧がつくされています。入口です。
本来は入場料がかかるのですが、着物を着て行ったので無料☆
 

 


↑金ピカです☆☆

↑庭園。曇り空。この後あられが降り始めました!!!
雨宿りしなくっちゃ!

↑梅の花が咲いています。桜はまだもう少し先ですね。
コロンとした花の形が可愛い☆
 
 
道中何度か写真を撮ってくださいと声をかけていただきました。
やはり着物姿は好印象の様子(笑)
楽しいお出かけになりました。


2014年1月5日日曜日

新しく仲間入り

新年あけましておめでとうございます。

2014年も皆様にとって、幸せで楽しい年になりますように!
今年も着物lifeを楽しみたいと思います☆


さて、新年早々母が実家から着物と帯を持ってきてくれました。
桃色の光沢のある小紋(松の模様)と臙脂色の道行(着物の上に着るコートの一種です)
緑に金糸の袋帯、赤に金糸で紅葉をあしらった名古屋帯、以上4点でございます。

小紋と道行がこちら↓↓
 



この小紋は母が昔よく着たものだそうです。
確かに胴裏はシミもついています。でも気になるほどのものではないので、目をつむることにします。色的にどうなんでしょう…。少し抵抗のある色ですね。私に合うのかどうか、今日は実際に当ててみたわけではないので何とも言えません。手持ちの帯と合うかどうかという問題もあります。
衣装合わせはまた今度の機会に。

私は柔らか物より紬派なのですが、たまには小紋も良いでしょうかね。

さて、左手のが道行です。
一度も使ったことがないということで、まだ仕付け糸が付いた状態です。
丈は昔のものらしく、今のものより短いのですが、色は抑えられていて私好みです。
以前に、もう一つ別の道行をもらっているのですが、そちらは真っ赤!!!朱に近い明るい赤です。
ちょっよ、いやかなり抵抗があるんですよ。着るのに。
この色の方が気に入ったな~。

中を見聞してみると、ボタンがまだついていないので、これでは使えません。
それに一部傷も見られたので、今度近所の呉服屋さんに相談に行ってみることにします。
ついでに丈も出せないか見てもらいましょう!


そして帯↓↓
 
赤の名古屋帯は、そこまで派手な色ではないので、気軽に使えそうです。紅葉の模様ですから秋ですね。もう少し温めておくことにします。
 
そして上にある、何やら豪華な袋帯。礼装用ですね。
実はこの帯、昔成人式の時に使ったものなんですよ。懐かしいな~。
あの時は何が何だかわからなかったけど、今なら自然と「いいな」と思えます。
しかし、なかなか利用する機会は訪れなさそう(笑)
 
それでもいつでも使えるように大切に保管しておくことにします。


さてさて、今年も楽しい一年になりそうです☆



2013年11月3日日曜日

出雲旅行記その2

2日目は今回の旅行のメイン、出雲大社です。


日本最古の歴史書と言われる「古事記」にその建設について記されるほどに歴史ある神社です。
『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』が祀られていて、天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲ったときに造営されたものとされているそうです。神話の話ですね。


出雲大社は大国主大神が祀られているだけあって、色々特別です。
例えば拝殿の大注連縄が他の多くの神社と反対にしめられているとか、
通常の拝礼は二礼二拍一礼ですが、ここ、出雲大社では二礼四拍一礼だとか・・・。

私は歴史学者じゃないので、なぜなのかは良く分りませんが、この出雲大社には様々な謎が今でもたくさんあるのだそうです。


さて、出雲の話からちょっと戻りまして、朝。
起きて窓から宍道湖を眺めます。
朝の早くから小舟が出て、しじみ漁がおこなわれています。
 
出雲大社へは電車でもいけますが、今回はレンタカーで一っ跳び。
高速に乗って、約1時間。神社の周辺にはパーキングもあるので困りません。
 
 
 
こちら宇迦橋の大鳥居 一の鳥居となっていますが、建てられたのは大正時代。出雲大社の縁起からするとかなり新しいですね。

勾玉を持ったうさぎさん。勢溜の大鳥居(せいだまりのおおとりい)前の「たまゆら」さんの前で。

で、こちらが勢溜の大鳥居。駐車場からショートカットもできますが、正規の参拝はやはり、ここからスタートですね。
勢溜の大鳥居をすぎて、祓社(はらいのやしろ)にお参りして松の参道の鳥居(右側の写真)へ。
松並木になっていますが、松の根の保護のため通行は禁止されています。
参道の真ん中は神様の通り道ですからね、人間は端っこを歩くのが神様への礼儀ですかね。
松の参道を過ぎて本殿の直前に構える銅鳥居の前の左右には「御慈愛の御神像」(写真左)と「ムスビの御神像」(写真右)があります。
御慈愛の御神像は、神話に有名な「因幡の白兎」、ムスビの御神像は幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)を戴き神性を得てムスビの大神になった時をモチーフにしているそうです。
ここら辺の神話は正直良く分りませんが・・・。

さて、銅鳥居の奥に拝殿がみえます。よくテレビに出るあの大注連縄です!


 迫力満点です。手を清めて参拝。二礼四拍一礼です。心を込めてお参りします。
その後境内をぐるり一周。境内にはほかにも、神在月に全国各地から集まる神々の宿「十九舎」が東西にあったり、見どころ満載。一つ一つ説明書きを読みながら回るととても面白いです。


神社といえばおみくじ。訪れる人々もたくさんおみくじをされます。
そのおみくじを縛り付けた木がこちら。
えらいことになっています。木の枝にまで結んでいる方がいます。








 
一瞬すると少し異様にも見えますが、それだけ多くの人が出雲に訪れ、願いを込めているのかもしれませんね。
 
出雲参りも無事に終わり小腹がすいたので、出雲ぜんざいを頂きました。
ぜんざいは出雲発祥という説もあるそうですよ。
歩き疲れた体に、甘さが染みます。
ぜんざいの口直しには、塩こぶが定番と思っていたのですが、こちらでは白菜漬が出されました。これもおいしかったです。
帰りの新幹線の時間を見ながら、もう一足伸ばして日御碕神社へ。
朱塗りの境内が美しいです。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています。

ここまででタイムアップ。レンタカーも返さないといけないので、一路松江駅へ。
駆け足の出雲旅行でしたが、中々良いものを見ることができました。
出来ることなら日御碕灯台や境港、由志園にも行きたかった・・・。
1泊では無理がありますね。
もう一度訪れたいと思う土地でした。
 
最後に、出雲大社(右)と日御碕神社(左)の御朱印で旅行記を締めくくりましょう!
 
 
 

 

2013年11月1日金曜日

出雲旅行記その1

10/30~31 出雲旅行に行ってきました。

なぜ出雲か?
「今、出雲は熱い!!」のですよ。
60年ぶりの本殿の修復「平成の大遷宮」で、仮殿にいたご神体が、修繕の終わった本殿に戻りました。修造自体は、他の社などがまだ残っていて、完全に終わるのは平成28年なのだそうですが、
本殿が遷宮をした年、行かねばなるまい!

因みに今年は、伊勢神宮も式年遷宮の年でした。伊勢神宮は20年ごとに「式年」遷宮をしていますが、どうやら出雲大社は定期的に遷宮をしているわけではない様子。
今回も60年ぶりなことを考えると、次の遷宮には私は生きていないかもしれないし、
だったら行っとかなきゃってことです。

伊勢神宮にも今年はお参りしたし、きっと良いことがあるはず!


てなわけで、出雲旅行記の始まりです!
岡山まで新幹線、その後特急やくもに乗り換えですが・・・
この「やくも」が結構揺れる!!
酔いそうな気がしてきたので、ひたすら眠って約2時間半。
松江につきました!

ここからは予約していたレンタカーで今日は松江市内観光です。
しかし、JR松江駅前は一方通行が多くて、駅前を抜け出すのに少し苦労しました~。


松江に着いたらもう13時前だったので、とりあえず昼御飯です。
お腹減りました。
入ったのは 手打ちそば「一色庵」ガイドブックにも載っているお店で
賑わっていました。


まずは薬味だけをのせたそば(一番手前)、次に山菜ののったそば(真ん中)、最後にとろろののったそばを食べるように言われました。
そばが運ばれる前に、そば茶と卵の白身をそば茶でといたもの?を出されました。白身のやつにはそばの出汁を少しかけて味付けして飲むように言われました。
不思議な味でした。
出汁は濃いめに作られているので、かけすぎるなと注意を受けていただきました。
美味しかったですよ^^



松江城の近くには県庁もあって、結構空間にゆとりを感じました。


亀さんも気持ちよさげな、良い気候でした。






松江城の天守閣までは階段を結構登らねばならず、母の膝の具合を考慮して、外から眺めるのみに。
松の木が植わっている広い庭園?も綺麗に手入れされていました。
そして塩見縄手界隈へ。小泉八雲が1年と少しこの松江に暮らしたことは有名ですね。小泉八雲記念館は、小泉八雲の生涯や、それにまつわる品々が展示されていて、興味深かったです。

疲れたので、塩見茶屋でぼてぼて茶を頂きました。乾燥した茶の花を煮出した番茶を泡立てるのですが、その時に「ぼてぼて」と音がしたことから「ぼてぼて茶」と名前が付いたそうです。これにおこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などの具を少しずつ入れます。その昔、労働食であったとか、狩りに出かけた藩主不昧公の空腹しのぎに食べたなど諸説あるそうです。
いずれにせよ、素朴な味わいで確かに空腹しのぎにはもってこいの一品です。
 
 
今日の宿、夕景湖畔すいてんかくにチェックイン。
夕日が有名な宍道湖へ。




たくさんの観光客がカメラのシャッターを切っていました。
生憎、この時間の天気は少し曇り気味でしたが、十分美しい夕焼けでした。
上手くカメラに収めることができなかったのが残念ですが…。
 
 
 おいしい懐石に舌鼓をうって、露天風呂に入って1日目は終了です。
あ~、やっぱ日本の旅行は美味しい懐石とゆったり温泉に限りますねぇ・・・

2013年10月13日日曜日

春の楓 秋の紅葉

今ではあまり気にも留めなくなった「季語」
俳句や和歌に出てくるぐらいですよね。
それも俳句を詠むのを趣味にされてなければ、日常生活ではあまり
触れる機会のないもの。

でも、日本人は古くから歌を詠んだり、着物の柄や色合わせに、この季語、季節感をとても大切なものとしてとらえてきました。
それは日本が如何に四季の彩り豊かな土地か、日本人が自然をどのように見つめてきたかを表してもいると思います。

今日は日本の季語にまつわるお話で、ちょっと目からうろこのエピソードがありました。


着付け教室に、自前の小紋を着て行ったのですがそれがこちら↓
黒地に扇、菊や梅に松、牡丹などの様々な植物がちりばめられています。
パッと見た感じの色合い的には冬に着るのが良いのではないかと感じました。
でも、紅葉があるから秋でも良いはず、と思って着てみることにしました。


着付け教室について、先生に
「綺麗な小紋やね~」と声をかけていただきました。
この時期に着て良いのかわからないけど、紅葉があるからと答えてみると、

柄からは袷の時期(この着物は袷です)なら通しで着れると教わりました。
もちろん牡丹は冬だし、紅葉は秋、では春は?

紅葉と同じ形で緑色のものが描かれていたのですが、これを指して先生が
「これは楓やから春でもいけるよ」とのこと。
なんと、紅葉と楓、着物の柄には色が違うだけなのに、こうして別の植物を表現していたのですね。

たしかに調べてみると、楓は春の季語でした。
緑の様が春らしいでね。

日本人は、歌や着物などに季節を織り込んできました。
一見同じ植物でさえ、実と花で別の季節を表すものもあります。
四季の彩り豊かな日本で、日本人は自然とともに歩んできたんだなあって
とても感慨深く思いました。


そんなこんなで、今日の小紋は季節問わずに着れる優れものであることが
判明しました☆
素敵!!


一見すると、とても派手な柄だなと思ったのですが、
雪輪のシンプルな白の名古屋帯と合わせると、意外にすっきり着れることも分かりました。


楓と紅葉 今日は季語の奥深さに触れることのできた
着物日和でした。

2013年9月23日月曜日

出来上がりが楽しみなこと

出来上がりが楽しみなこと

①袷の道中着(着物のコート的な物ですね)をお仕立て中。
 来月の末頃には出来上がるでしょうか?
 深い緑の色で、光の加減で地紋がランダムに浮き上がるようになっています。
 なんとなく、クローバーのような形の地紋。
 クローバーは私の好きなモチーフなので、出来上がりが楽しみです。

と書いてる側から、着物屋さんからのお電話。
襟の形をどうしましょうかって。
襟の形??  道中着の襟の形ってバリエーションがあるの?

あまり想像がつかないので、後日改めてお店にうかがうことになりました。
う~ん、中々作成に入れない・・・。


②袷の紬お仕立て中&長襦袢の袖丈直し
 今年の冬に反物で買って、まだ仕上げてなかったものを、ようやく仕立てることに。
茶系の紬ですが、色んな色で織られていてストライプになっています。
八掛の色をどうするのか、反物を買ったお店で考えたときは、色のサンプルが決まっていて、
どれもあまりしっくりこなかったので、ひとまず仕立てはまた今度と言って眠っていたんですよね。

で家の近くの呉服屋さんに持って行ったときには、
たくさんの着物の端切れを出してきて、一緒に店の奥さんが合わせてくれました。
全く同じ色にはならないけど、と前置きはされたけど、
そもそも決められた色のカタログから決めるのではなく、色とりどりの端切れを合わせて、というのはとても良い考えです。同じ「赤」でも黄味がかったのや、茶系、暗い赤・・・少しの違いで反物の雰囲気も変わります。

結局、オレンジ系の端切れを選び、この色に近い配合で染色して八掛を作ってくれることになりました。

着付けを習い始めたころに行きつけた呉服屋さんは大手でチェーン展開しているので、新しいデザインや、安さなどの強みがあります。
けれど、家の近くの呉服屋さんはとても小さな店構えで、数十年も前から代々続いてきたそう。
でも、後継者がいなくなり当代で廃業の予定とか。
しかしご主人も奥さんも着物を熟知していて、大手の呉服屋ではできない細やかな対応をしてくれますし、伝統的な着物美や日常で出来る手入れのコツを教えてくれる、着物のかかりつけ医的存在です。


さてさて、思いのほか出費が重なりそうですが、楽しいしいっか☆

出来上がりが待ち遠しいですね。

薄物の道中着は、近所の呉服屋さんで見繕ってみようかな。